対露制裁は問題を解決しない=中国外務省

中国外務省の報道局はリア・ノーヴォスチ通信に対し、中国は一方的な制裁には賛成しないとし、一方的な制裁を用いることは全当事者が経済で敗北する状況をもたらすだけでなく、政治的解決のプロセスを妨げるとの考えを示した。
この記事をSputnikで読む
中国外務省は対ロシア制裁全般について「中国は問題を解決する手段として制裁を用いることには賛成しておらず、ましてや国際的な法的根拠を持たない一方的な制裁には反対している」と強調した。
中国外務省はまた「実地経験は、制裁が問題を解決しないだけでなく、新たな問題を生み出し、双方または当事者の多くが経済で敗北する状況をもたらすだけでなく、政治的解決のプロセスを妨げることも示した」と指摘した。
ロスコスモス、ISSのパートナーに制裁解除を求める
中国外務省は「中国とロシアは相互尊重、平等、相互利益に基づき、引き続き正常な貿易・経済協力を進める」と強調している。
ロシアのプーチン大統領は、24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと述べた。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
これに対し、米国、EU諸国、その他の多くの国は、ロシアおよび同国の一連の大手銀行や企業に対して新たな厳しい制裁を科した。
関連ニュース
「我々はやれる限りを尽くした」EUの対露金融制限は可能な限りの限界に 外務・安全保障政策上級代表
欧米が対露制裁を拡大、仮想通貨の使用とロシア産鋼鉄の輸入を禁止
コメント