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シフト勤務は脳の認知能力にダメージを与える 研究で明らかに

シフト勤務が脳の認知能力にダメージを与えることが、研究によって明らかになった。この研究結果が、学術誌「Occupational & Environmental Medicine」に掲載されている。
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研究者らが医療、警察、ITなど様々な分野で働く労働者の脳の認知能力を比較したところ、6点中5点でシフト勤務者の生産性は他の職種の労働者と比べて著しく低いことが分かった。とくに、シフト勤務の業務に転職した者は衝動制御と認知反応に影響を及ぼしており、情報処理速度、記憶、注意力も低下していた。また被験者が受けたテストの種類によって、テストの結果が向上・低下することはなかった。
この研究論文では、シフト勤務者の主な健康への悪影響は、概日リズムの乱れによるもので、睡眠障害、心血管疾患、肥満、糖尿病などの原因になると指摘されている。
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