幽靈蛸目の祖先の化石が見つかったのは1988年モンタナ州。発見物はカナダ王立オンタリオ博物館に寄贈されていた。
ネイチャー誌によれば、この化石は幽靈蛸目の祖先で、これまで見つかっていた8200万年前の化石よりも古い、世界最古の化石であったことがわかった。新種の幽靈蛸目は第46代米大統領のジョー・バイデン氏にちなんで、Syllipsimopodi bideniと命名された。バイデン氏はちょうど、研究者が命名申請を出す寸前に大統領に就任している。
バイデンの名前をもらった頭足類には触手が10本ある。現存するイカ、コウイカ目の触手は10分、タコは8本であることから、Syllipsimopodi bideniによって、頭足類はかつて全てに10本の触手があり、次第に減っていって、現在の姿になったことが明らかになった。
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