NHTSAの新たな規定では、「自動運転システムのみで制御される自動車には、手動制御システムは不要となる」と定められている。同機関によれば、つまり、自動制御システムをベースとした場合、自動車メーカーは今後、運転席やハンドルなどのドライブ制御部分のない自動車を生産することができる。また、NHTSAの発表では、自動運転カーは、乗客の安全を、人が運転する車と同じレベルで保たなければならないと求めている。
更新されたNHTSAの規定には、従来の自動車で運転席とされていた座席に子どもが座ることを禁止する条項があるが、それは、この座席に子どもが着席した場合、事故時に必要な安全保護レベルを保つことができないおそれがあるためだとされる。同条項に違反した場合、自動運転カーは直ちに運転を停止しなければならない。
「スプートニク」は以前、中国のハイテク企業Baiduが生産する自動運転カーについて紹介している。この車は、北京五輪の際にデモンストレーションが実施されている。