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SNSに毎日写真を投稿する行為がうつ病発症リスクを2倍に 研究で明らかに

SNSで頻繁に写真を投稿する行為が、うつ病の発症リスクを上昇させていることが、コミュニケーションとメディアが専門のハンガリー人研究者によって明らかになった。この研究論文は、社会とコミュニケーションの国際ジャーナルに掲載されている。
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その研究によると、SNS上で写真や動画を定期的に投稿しているユーザーは、新型コロナウイルスの感染第3波では、医療サポートが必要になるうつ病の発症リスクが2倍以上増加したという。
ハンガリー人研究者のアレクサンドラ・ヴァレリア・シャンドール氏は、「第1波に自分や近しい人の写真や動画を1日1回以上投稿していた人のうつ病発症のリスクは19%、パンデミック全体では16%であることが分かった。第2波では、SNSを積極的に利用するユーザーの5分の2が明らかなうつ病の兆候を示し、第3波では、毎日写真を投稿するユーザーの45%がうつ病の症状を訴えた。また同時期の一般の人々を対象に調査するとその割合は27%だった。」と説明している。
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研究者らが挙げる「長寿の基礎」
この研究は、ハンガリーで新型コロナ感染対策として最も厳格な制限措置がとられた2020年4月22日から2021年4月4日までを調査対象とし、各流行時に積極的にSNSを利用していたユーザーに対してアンケートを実施した。そのアンケートでは、SNSの利用頻度、回答者個人の自己顕示欲、精神面の健康度合いを評価したという。

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