アリトシュテイン主任研究員は、中国で新たにCOVID-19が猛威を振るっているのは「オミクロン」BA.2が原因の可能性があると指摘している。BA.2は、すでに英国、フランス、ベルギー、イタリア、スイス、オランダで検出されているものの、東欧では見つかっていない。
アリトシュテイン主任研究員は、「デルタクロンはほぼ絶滅したが、BA.2は拡大し始めた段階にあると言える。これが出現した原因は、もともとの『オミクロン』株に起きた一連の突然変異にあるが、この変異はウイルスの機能に影響を及ぼしたためにBA.2は格段に危険性の高いものとなりうる恐れが懸念されている」と語っている。
研究者らのデータではオミクロンBA.2は28種の変異株があり、そのおよそ30%はもともとのオミクロンより感染性も毒性も高く、免疫やモノクローナル抗体の回避能力に優れている。
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