国防総省によると、リビウ近郊の軍事演習場に対するミサイル攻撃はロシア領空から実施されたものだという。この攻撃には長距離飛行の爆撃機が使用され、ロシアの爆撃機はウクライナ領空に侵入しなかったことから、国防総省高官はウクライナ政府が米国およびNATO(北大西洋条約機構)に要請している上空の飛行禁止区域設定を支持する必要はないと表明した。
政府高官によると、この攻撃では20発以上の巡航ミサイルが発射され、少なくとも7つの軍事施設が破壊されたという。具体的な損失については言及しなかったものの、米国の軍人、及び民間人に犠牲者はいないとのこと。
また、攻撃された施設はいずれも軍事支援物資の中継基地には使用されていなかったことから、この空爆は今後の軍事支援に影響を与えないという。
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