産経新聞によると、萩生田氏は「再生可能エネルギーや原子力といったエネルギー源の多様化」によって依存度の低減に対応する考えを示した。LNGについては、代替供給源を確保する重要性を指摘した。
またロシア極東サハリンで日本政府や日本企業が参画している石油・天然ガス開発事業については「エネルギー安全保障の観点から、エネルギー構成全体の中で対応を考えていく予定だ」と述べたという。
これに先立ち、日本の三井物産と三菱商事は、2社合計22.5%の株を保有するプロジェクト「サハリン2」から撤退しないことを決定したと報じられていた。
サハリン2で生産される液化天然ガス(LNG)の約6割は日本向け。これは日本側にとってロシアから輸入するLNGのほぼすべてであり、日本のLNG輸入の約1割。
ロシアは2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特殊作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。
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