ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナ情勢を背景に日本が中国に制裁を科す可能性は? 林外相、回答を控える

日本の林芳正外相は15日の記者会見で、ウクライナ情勢を背景に中国またはその他の国がロシアへ経済的・軍事的支援を行った場合にその国に対して制裁を科す可能性について、回答を控えた。
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林氏は15日の記者会見で、中国がロシアへの経済支援や軍事支援に前向きな姿勢を示しているとする米メディアの報道について質問を受け、「中国が、ロシアへの軍事支援や経済支援について前向きな姿勢を示している旨の報道は承知をしている。報道の逐一についてコメントをすることは差し控える」と述べた。
また林氏は、中国やその他の国がロシアを軍事的・経済的に支援していることが明確になった場合にその国に対して制裁を科すことを検討する考えはあるかとの質問に対し、「ロシアのこの侵略に対して明白な共同行動をとっているベラルーシについては、既に制裁を行ってきている。 その他のことについては、仮定の質問なので、答えを差し控える」と述べた。
中国外務省の趙立堅報道官は14日、ロシアが中国にウクライナで特殊軍事作戦を実施するための軍事支援を要請したと米メディアが報じたことについて、偽情報だと否定した。
ウクライナでの露特別軍事作戦
中国はウクライナ危機の当事国ではなく制裁は不当=中国外相
ロシアは2月24日、ウクライナで軍事作戦を開始した。プーチン大統領は、その作戦の目的を「8年間ウクライナ政権によって虐待や大量虐殺にさらされてきた人々を守ること」だと述べた。プーチン大統領は、この目的のために「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を計画していると語った。西側諸国は、特殊作戦に関連して、ロシアに対する新たな厳しい制裁を発動した。
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