デミル氏は、「現在、我々にはパトリオットの需要はない。国防産業について話すのであれば、我々はそのページをめくったのだ。我々が対話者として認識されていなかったため、この問題は国防産業庁の議題から外れたのだ。流れに逆らって泳ぐ必要はない」とトルコのアンタルヤで開催された外交フォーラムで記者団に語った。
同氏は、全ての戦闘行為には空爆がつきものだと指摘した上で、もし一方が空爆を阻止できない場合、定期的に空爆の標的にされるだろうと述べた。
デミル氏は、「防空は非常に重要な問題だ。S-400は、世界で最も優れた防空システムの一つであり、無視することはできない。防空面で大きなアドバンテージになると思う」と語った。
ロシアとトルコは、ロシア政府が2017年にトルコ政府にS-400を供給する契約を締結した。トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国で初めてロシアからS-400を購入。トルコ政府の決断は、米国とNATO加盟国全体から強い否定的な反応を呼び起こした。
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