ウクライナでの露特別軍事作戦

対露制裁に参加せず、ウクライナに無人攻撃機を輸出するトルコ、外相がモスクワを訪問へ

トルコのメヴリュット・チャヴシュオール外相は16日にモスクワを訪問する。翌17日にはウクライナを訪問し、外相会談に臨む。これらの公式訪問はウクライナ情勢の安定に向けたトルコ政府による外交的努力を背景に実施される。
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トルコ政府は対露制裁に加わらないものの、ウクライナ政府には無人攻撃機「バイラクタル」の売却を継続している。
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トルコのタイイップ・エルドアン大統領は15日、3時間に渡って続いた閣僚会議後、チャヴシュオール外相が16日にモスクワを訪問すると発表した。翌17日に外相はウクライナを訪問する。
トルコのアンタルヤでは3月10日、ロシアがウクライナで特殊軍事戦を開始して以来、初となるウクライナとの外相会談がトルコ政府の仲介により開催された。この会談では如何なる結果も得られなかったものの、トルコ側の意見では会談開催という事実そのものが外交上の前進になったという。
外相会談後の記者会見でトルコ政府は制裁により如何なる問題も解決されないとし、対露制裁に参加しない姿勢を表明した。またトルコがウクライナに提供している無人攻撃機「バイラクタル」について、これは民間企業による購入であることから、軍事支援には該当しないと説明した。
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2018年から2020年にかけてウクライナ政府はトルコの無人攻撃機「バイラクタル」の輸入に7400万ドルを支払った。
また2022年2月上旬、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はトルコとの間で新たな合意を締結し、バイラクタルの国内製造を拡大すると表明していた。
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