サウジと中国、中国向け石油輸出で人民元建て決済を検討

サウジアラビアは、中国向け石油輸出の一部をドルに代わって人民元で決済する可能性を検討している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が15日、複数の関係者を引用して報じた。
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関係者によると、サウジアラビアと中国は、石油契約の少なくとも一部を人民元建てに変更する案について協議を再開した。米国のバイデン政権の外交政策に対してサウジの当局者や大企業が「不満を募らせている」のが理由だという。
中国はサウジの石油輸出の25%超を占めている。人民元建ての石油販売が行われた場合、中国は国際決済に占める自国通貨の割合を大幅に増やすことができるため、その世界経済における重要性が高まる。
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なお、WSJによると、米政府関係者は中国との石油売買を人民元建てにする案について「アグレッシブ」であり「ありそうもない」と指摘したという。
また、大量の石油輸出の人民元決済は、その通貨リアルがドルに連動しているサウジの経済を揺るがす可能性があるという。

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