ぺレンジエフ氏は、「中国はロシアから十分な量の軍事技術を購入しています。中国には核兵器もあり、海軍もあります。しかし、もっとも大きな利点は、兵士数です。中国の兵士数は、世界でも最大で、いくつかの国よりも多いのです」と指摘している。しかし、ぺレンジエフ氏によれば、この強力な中国軍には、深刻な欠点もあるという。それは、兵士も指揮官らも戦闘の経験を有していないということである。つまり、中国軍は演習は行なっているものの、実践には参加したことがないのである。
ぺレンジエフ氏はこれに関連し、指揮官や兵士らが経験を得ることだけでなく、実際の戦闘において兵器の状態を確認することも重要だという点に注意を向けている。「中国は、その兵器がどのように動作するのかを知ってはいるけれど、それを実践として使用した経験がないのです」とぺレンジエフ氏は言う。
加えて、ぺレンジエフ氏は、中国の軍事的戦略は、あらゆる紛争を控え、最大限に注意深く行動するという点にあると指摘している。
中国が、米国に対し、ウクライナ国内で展開している米国の軍事生物学研究活動について詳細に説明するように求めたというニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。