発表では以下のように述べられている。「今日の国際オリンピック委員会の勧告を考慮し、国際チェス連盟理事会は、ロシアとベラルーシの代表チームは、今後指示があるまで、後援する公式試合への出場を禁止する。これらの国のプレーヤーは、FIDE世界選手権サイクルの個々の大会へはFIDEの旗の下で出場することができる」
ロシアはこの決定に直ちに反応した。国家議会体育文化スポーツ委員会メンバーのロマン・テリュシコフ氏は、ロシアのチェスプレーヤーが国旗の下に出場することを禁止することは「裏切り行為」だと言え、それは、ロシアのプレーヤーに対するこのような厳しい措置を課したのが、2012年から2018年までロシアの副首相を務めたFIDEのアルカジー・ドヴォルコーヴィチ会長に他ならないからだと指摘した。
この件に関して、テリュシコフ氏は、ノルウェー五輪委員会のアイヴィン・ウォーターダル副委員長の行動を例にあげた。同氏は、世界のスポーツ競技場で行われる国際大会からロシア選手を排除することに反対し、自らの役を辞任している。
通信社「スプートニク」は以前、国際スケート連盟が、フィギュアスケートとスピードスケート、ショートトラックの大会にロシアおよびベラルーシの選手が出場することを禁止したと報じている。
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