「ロスコスモス」 火星ミッションは欧州抜きで自力で実行

ロシア国営宇宙企業「ロスコスモス」のドミトリー・ロゴジン長官は17日、欧州宇宙機関(ESA)が共同で進めていた火星探査計画「エクソマーズ」から脱退したものの、自社の火星ミッションは準備に数年かかろうとこれを実行すると宣言した。
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ロゴジン長官はロシアのSNSテレグラムのチャンネルの中で次のように書いている。
「確かに我々は数年は失うだろうが、着陸モジュールを再び作りなおし、ロケット運搬機『アンガラ』を使って、ボストーチヌイ宇宙基地の新しい発射台から自力でこの調査探検を行う。米国の掛け声に尻尾を振る『欧州の友人』などいなくとも」
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これに先立ち、欧州宇宙機関の理事会は「エクソマーズ」ミッションにおいて、これ以上ロスコスモスとの協力は不可能との判断を示した。
その後、欧州宇宙機関は、対露制裁の完全な実施を発表し、2022年にロシアと欧州が合同で予定していた火星探査機「エクソマーズ」打ち上げの可能性は低いと指摘していた。
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