グテーレス氏は「主要経済国が化石燃料をロシア産から切り替える戦略を実施するにつれて、短期的な対策は長期的な化石燃料への依存をつくりだす可能性がある」と述べた。
また同氏は「各国は化石燃料の供給不足に注意を集中し、化石燃料の利用を減らすための政策をなおざりにするだろう。これは気違いじみている」と指摘し、そのような状況下で世界の気温上昇を1.5度に抑えることは不可能だと述べた。
グテーレス氏は、化石燃料への依存は「保障された相互破壊」だとの考えを示した。同氏は、これによって世界経済とエネルギー安全保障は地政学的な変動と危機に依存するようになると考えている。
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