この方法を開発したのは、MITコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)のエンジニアであるプルキット・アガラワル助教授ら。アガラワル氏によると、ロボットにとって雪や氷に覆われた場所を走行するのは困難であり、人間であれば、そういった場所で速度を落とすことができるが、ロボットにはこれまでそのような適応力がなかったと指摘する。
しかし今回アガラワル氏は、シミュレーションに基づいてロボットの挙動を修正するアプローチを開発した。この方法により、ロボットの挙動は改善され、実世界で地形に応じて走行できる可能になったという。
研究者らは、この方法でロボットは3時間で100日分の経験を学習し、実際の社会で必要とされるスキルを学ぶことができると強調している。このアプローチにより、ロボットは瞬時に地形を検知し、転倒を避けようと状況に即座に適応することができるという。
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