ウクライナでの露特別軍事作戦

米国の機嫌をとるため、日本政府はロシアとの平和条約交渉を犠牲にした=露下院外交委員長

ロシア下院国際問題委員会のレオニード・スルツキー委員長は、日本の制裁に対するロシアの対応についてコメントし、日本政府は、米国政府の機嫌をとるように、平和条約締結に向けた長期的な交渉プロセスと日本国民の利益を犠牲にしたとの意見を表した。
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先に、ロシア外務省は、ウクライナ情勢を受けた日本の非友好的性格を鑑みて、ロシアは日本側との平和条約締結交渉について拒否すると発表した。
スルツキー氏は、自身のテレグラムに次のような見解を記した。

日本政府はどのような反応を期待していたのだろうか。実際、日本は米国政府の機嫌をとるように、平和条約締結に向けた長期的な交渉プロセスと、南クリル諸島(北方四島)へのビザなし渡航の機会の失うという、日本国民の利益を犠牲にした。南クリル諸島における共同経済活動に向けた対話も停止した。

スルツキー氏は、こうした対応はロシアの選択ではないとし、日本政府は立場を明確化するために西側の同盟国にアピールしなければならないのだと指摘した。
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また、スルツキー氏は「日本は自国の主権を軽視することを決意し、気違いじみた西側の制裁に同調した。300品目の製品・技術が輸出禁止となった。ロシアの銀行資産は完全に略奪的な方法で凍結され、大統領を含むロシアの指導部に制限が科された」と綴った。
一方、日本の岸田首相は17日の参議院予算委員会で、南クリル諸島(北方四島)について「ロシアによって不法占拠されているという立場だ」と述べた。またロシアとの平和条約交渉については「今この状況に鑑みたならば交渉の展望を申し上げる状況にはない」と語った
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