岸田首相は、今回の平和条約交渉停止は、ロシアによるウクライナでの特殊作戦に起因して発生しているものであると指摘した上で、それを日露関係に転嫁しようとする対応は「極めて不当であり、断じて受け入れることはできない。逆に日本として(この決定に)強く抗議する」と強調した。
ロシアによる平和条約交渉停止に抗議するということは、日本はまだ交渉を継続してほしいというメッセージに聞こえるのではないかとの問いに対し、岸田首相は「北方領土問題を解決して、平和条約を締結するという基本的な我が国の立場は変わっていない」と主張した。
また、岸田首相は「ウクライナ情勢に照らして、ロシアとの平和条約交渉の展望を申し上げることはできない」と繰り返した。そして、日本は引き続きロシアに対して国際社会と協力しながら行動していくと語った。
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