22日に行われた参院予算委員会の中で、岸田首相はロシアによる平和条約交渉停止の決定に強く抗議すると表明した。
一方、立憲民主党の福山哲郎議員は「それでもロシアとの経済協力のための予算を予算案から除外しないのか」、「ロシアでの経済活動の実施が厳しい中、この予算を修正しないということは国際社会に対して誤解を与えるのではないか」と質問した。
これに対し、岸田首相は「ロシアへの協力プランに関する予算については、再三申し上げているように、このプランに参加した日本企業を支えるための予算が含まれている」と指摘。この上で「今後のウクライナをめぐる情勢が極めて不透明であることから、今具体的にこの予算に対して修正するということは考えていない」と回答した。さらに「様々な事態に政府として備えていくことは考えていかなければならない」と付け加えた。
また、岸田首相は、こうした情勢の中でもロシア経済分野協力担当大臣の名称や役職を変更することは考えていないと述べた。なお、現在は萩生田光一経産相兼務している。
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