香港ディズニーランドは2021年度、前年比64%増の280万人の来場者を記録。ところが訪れたのは地元の人たちだけだった。香港ディズニーランドの広報部は「この1年間、香港へのインバウンド観光は、COVID-19感染拡大による入国規制が続いているため、事実上停止状態にある」と指摘している。
そうした一方で、香港が2022年、海外や中国本土からの観光客に徐々に国境を開放していく可能性があることには「慎重な楽観論」を示している。
世界最小のディズニーランドは2005年9月、香港のランタオ島にオープン。この施の株式は、地元政府が52%、米ウォルト・ディズニー・カンパニーが48%所有している。ディズニーランドと3軒のホテルには正社員5300人と1800人のパートタイム従業員が勤務している。コロナウイルスの新たな感染拡大で2022年1月からは閉園しており、再開の見込みは4月21日以降。
中国本土のもう1つのディズニーランドはコロナ感染拡大で閉園を余儀なくされている。上海のディズニーランドはこの間、大都市部で新型コロナウイルスの無症候感染者数が急増し、状況が悪化していることから、3月21日以降、施設を一時閉鎖すると発表した。
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