ペスコフ報道官は米CNNテレビの取材に応じた中で次のように発言した。
国家安全保障のコンセプトはオープンソースにありますから、核兵器が使用されるすべての要因について確認できます。つまり、国家存続に対する脅威が生じる場合、それは私たちのコンセプトに基づいて使用されることになります。この文書に他の要因は記されていません。
ロシア軍が核兵器を使用する可能性については、米国防総省も否定的な見方を示している。米国防総省のジョン・カービー報道官は22日のブリーフィングで次のように発言した。
端的に言って、我々は日々、出来る限りの分析を行っており、戦略的抑止力の設定を変更する必要があるとの結論には至っていない。
ロイド・オースティン国防長官によると、米国の同盟国も戦略的抑止力の設定は十分に機能していると判断しているという。
ペスコフ報道官はまた取材の中で、ウクライナ東部のマリウポリからロシアに逃れた難民が強制労働させられているという報道について、これをフェイクニュースとして真っ向から否定した。
これは嘘。これはフェイクです。私を信じてください。我々は軍事作戦の条件下に加え、厳しい情報戦、フェイク戦争の中を生きているのです。
またロシアがウクライナで進める特殊軍事作戦については、すべて当初の予定通りに進んでいると説明したほか、ロシア軍の目的は民間施設の攻撃ではなく、ウクライナ領の占領でもないと表明した。さらにウクライナにはロシア軍に協力する市民も多く、犠牲者を生み出さないよう協力しているという。
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