タイ 暗号通貨による決済禁止へ

タイ証券取引委員会(SEC)は、デジタル資産の利用が金融システムに悪影響を及ぼし、政府の金融政策の効果を低めるとの考えを表した。これを理由にタイでは4月1日から決済手段としての暗号通貨の利用が禁止される。ブルームバーグ・クウィントが報じた。
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同委員会は、デジタル資産の利用は、市民や企業に対するリスクをはじめとして、金融システムや経済全体の安定性に悪影響を及ぼす恐れがあると強調した
地球にとって最も安全な暗号資産
タイではこれから暗号通貨による支払い受付広告や、暗号通貨のトランザクションを促すシステム、ツール、ウオーレットの作成が禁じられる。暗号通貨法に違反した場合、サービス提供の一時停止あるいは全面的禁止をはじめとする責任が追及される。
2021年末、プラユット首相は、若い投資家の間で暗号通貨投資への関心が高まっていることを危惧し、デジタル資産にはすべての貯蓄を失う覚悟が必要であり、あらゆるリスクを冷静に判断するよう警告を発していた。
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