国債電気通信連合のトップ選挙にロシア人が立候補 制裁下でも不公平な選挙とは限らない

国際電気通信連合(ITU)の事務総局長にロシアから立候補したラシッド・イスマイロフ氏は、国連ジュネーブ事務所の外国人記者協会の記者会見で、「制裁下で外国で選挙プログラムを発表するのは問題はあるが、だからといって選挙が不公平になるとは限らない」と述べた。
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イスマイロフ氏は、ITU事務総局長にロシア人候補者として出馬する際に生じた問題は、主にロシアに対する制裁や制限にあると指摘した。特に、候補者であるイスマイロフは、欧州諸国へ自由に渡航できず、ロシア国内で発行されたVISA・Mastercardカードの運用禁止、ロシアの銀行に対する制裁などにより、渡航のための財政上の機会が制限されている。このほか、ビザの取得にも問題が発生しうる。
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イスマイロフは、同じくITU事務総局長の座を狙う事実上のライバルである米国のドリーン・ボグダン=マーティン候補を評して、高邁な倫理観を持ったプロフェッショナルであり、現時点ではより優位に立っていると敬意を示しながらも、これが理由で選挙が不公平になる可能性はないと述べた。
ITU事務総局長選挙は9月にブカレストで行われる。
国際電気通信連合は、国連の専門機関。特にITUは、無線周波数、衛星軌道、番号容量の世界的な割り当てを監督し、5Gを含む通信ネットワークの規格を承認している。
新事務総局長は2023年1月に就任する。任期は3年。
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