ハーベック副首相は、「私たちはまだロシア産の石炭や石油、天然ガスを直ちに輸入禁止とすることはできない。このことは承認が必要だが、それは非常に難しい問題だ。しかし、それがまだできていないからと言って、私たちが何もしていないということではない。私たちは石炭や石油、ガスの削減に一歩一歩、戦略的に取り組んでいる」と強調した。
また、同副首相は、「禁輸措置の段階的な実施に取り組んでいるドイツの企業に感謝している」とも述べた。
同様にオーストリアのカール・ネーハマー首相は、ロシアの天然ガスと石油の輸入を直ちに停止することは不可能だと見ている。
ロシアのプーチン大統領は、24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと述べた。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
これに対し、米国、EU諸国、その他の多くの国は、ロシアおよび同国の一連の大手銀行や企業に対して新たな厳しい制裁を科した。
その後、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアを封じ込め、弱体化させようとする政策は欧米の長期的戦略であり、今回の制裁は世界経済全体に深刻な打撃を与えていると述べた。また、同大統領によれば、欧米の主な狙いは、多くの人たちの生活を悪化させることだという。
関連ニュース