北朝鮮、大陸間弾道ミサイル「火星17」の試射を発表

北朝鮮は、24日のミサイル発射について、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験を実施したと発表した。聯合ニュースが朝鮮中央通信(KCNA)の情報を引用して報じている。
この記事をSputnikで読む
24日午後、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表された。韓国合同参謀本部の発表によると、ミサイルの飛距離は約1080キロメートル、最高高度は6200キロメートル以上に達した。これに対抗し、韓国は自国の巡航および弾道ミサイルの発射を行った
聯合ニュースによると、ミサイル発射命令は金正恩総書記によって下された。金氏は、北朝鮮は米国との長期的な対立に向け準備していると表明。また、金氏は今回のミサイルについて飛距離は1090キロメートル、最高高度は6248キロメートルに達したと述べた。
北朝鮮ミサイル発射で日米外相が電話会談 
今回のミサイル発射を受け、ロイド・オースティン米国防長官は24日、日本の岸信夫首相および韓国の徐旭(ソ・ウク)国防相と電話会談を行った。米国防総省による報道発表には「首脳らは、北朝鮮によるミサイル発射は朝鮮半島およびインド太平洋地域だけでなく、全世界の平和と安定に深刻な脅威をもたらすという共通の認識を表明した」と述べられている。
北朝鮮によるミサイル発射は2022年に入ってからこれで12回目。韓国の文在寅大統領は、金正恩氏は、大陸間弾道ミサイルの発射モラトリアムに違反したと指摘し、国連安保理違反だと批難した
関連ニュース
北朝鮮は2年以内に米国のミサイル防衛を突破-専門家
北朝鮮 衛星発射場の改築・拡張を計画 軍事偵察衛星発射に向け=聯合ニュース
コメント