ロシアが非友好国への資金移動を規制 3000億ドル相当が予定

ロシアは、欧米諸国による外貨準備金の一部凍結に対し、非友好国への資金移動に同程度の規制を導入した。中央銀行が発表した。
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以前、アントン・シルアノフ財務相は、ウクライナ情勢に関連した制裁措置の一環として、西側諸国がロシアの外貨準備金の約半分、または約3000億ドル(約36兆4650億円)を凍結したと試算している。
また、これへの対抗として中央銀行は、資本の移動制限や外国人投資家による証券売却の禁止、ロシアの金融システムからの資金引き出しの禁止といった、同等の措置を実際に導入した。
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規制当局は、「つまり、ロシアの準備金の一部が凍結されたことに対抗し、ロシアも資金の移動に規制をかけた。これらの資金は非友好国に送金される可能性があったもので、額も同程度となる」と述べた。
非友好国のリストには、オーストラリア、英国、EU加盟国、アイスランド、カナダ、リヒテンシュタイン、モナコ、ニュージーランド、ノルウェー、韓国、サンマリノ、シンガポール、米国、台湾、ウクライナ、モンテネグロ、スイス、日本が列挙された。
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