新型コロナウイルス

新型コロナは2型糖尿病の発症リスクを高める

新型コロナは2型糖尿病の発症リスクを25%以上高める。ドイツ糖尿病センターの専門家が明らかにした。研究結果が医学誌『Diabetologia』で発表された。
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これまでの観察では、新型コロナは、インスリン生成の障害となり、膵臓を痛める力があることが示されている。
新型コロナが2型糖尿病の発症につながるかどうかを調べるため、研究者らは2020年から2021年にかけて、ドイツ全土の約900万人の患者データを分析した。これらの患者のうち完治者は約3万6000人で、その中で糖尿病患者は1000人あたり15.8人、未感染者では1000人あたり12.3人だった。
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研究者は、「2型糖尿病を発症する相対的リスクは、新型コロナから回復した人では28%高かった」と説明している
研究者は、特に中等度の症状または重症から回復した人は、喉の渇きや頻尿、倦怠感、その他の糖尿病の症状が強まっていないか、自分の状態を注視するよう呼びかけている。また、そうした症状が増加している場合、出来るだけ速やかに受診する必要があるという。
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