南シナ海 フィリピン巡視船に中国海警局の船が接近

フィリピンの沿岸警備隊は、中国が実行支配している南シナ海のスカボロー礁の周辺海域において巡視船が中国海警局の船が接近したとして非難した。NHKが報じた。
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フィリンピン沿岸警備隊は27日に声明を発表。今月2日、ルソン島の西200キロ余りの南シナ海スカボロー礁の周辺海域で、フィリピン側の巡視船1隻が中国海警局の船1隻に接近されたことを明らかにした。
声明によると、中国側の船は最も近い距離で19メートルまで接近。フィリピン沿岸警備隊司令官は「中国側の行為は衝突の危険性を高めた」と非難している。
スカボロー礁は中国による実効支配が続き、フィリピンも領有権を主張している。声明によると、周辺海域におけるこうした接近は昨年5月以降、今回で4回目だという。
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