日本全国から3万6700余りの作品が寄せられ、大賞には3人の俳句が選ばれた。
このうち広島県の貝原玲子さん(88)の「雨雲の行く手や蕎麦の花明かり」は、灰色の雨雲と白い蕎麦の花が一面に咲いている明暗の対照が美しいと評価を得た。
その他、兵庫県の杉本美佐子さん(61)の「人はまだ君の死知らず冬の虹」は失ったばかりの張りつめた心が表現されている純粋で透明な作品、北海道のすずきなずなさん(46)の「一斉に灯し聖樹を驚かす」はクリスマスツリーの点灯にツリー自身が驚いている捉え方が新鮮で楽しいと評価された。
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