新型コロナウイルス

スプートニクV HIV患者への有効性が証明された初のワクチンに

ロシア製ワクチン「スプートニクV」は、抗レトロウイルス療法を受けているHIV患者に有効であることが証明された世界初の新型コロナ用ワクチンとなった。ガマレヤ国立疫学・微生物学センターおよびモスクワ市HIV予防対策センター、ロシア直接投資基金が明らかにした。
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研究結果が学術誌『ランセット』に発表された
プレスリリースでは、「抗レトロウイルス療法を受けている2万4000人超のHIV陽性患者のデータ分析では、このカテゴリー群に対するロシアの新型コロナ用ワクチン『スプートニクV』の有効性が79%と示された」と指摘する。
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発表では、「スプートニクVの接種を受けたHIV陽性患者の90%超で入院が不要となり、中等度から重度の疾患の症例に対しては90%以上となった。データ分析は、ガマレヤセンターとモスクワ市センターが実施した」と報告された。
研究者は、世界保健機関(WHO)が発表したデータでは、新型コロナ感染で入院したHIV陽性患者の23%超で死亡が確認されていると指摘した。
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