そのロボットとは、「アールティ」社と「大和製衡」が共同開発した食品盛り付け作業ロボット、通称「Foodly(フードリー)」。麺類をはじめとする食材の計量・選別や包装を専門に行うロボットだ。
フードリーの身長は150センチ程度で、人間と馴染みやすいサイズ感となっている。目の部分に取り付けられた画像処理システムで食材を判別し、トング状の手先でトレーに盛り付けしていく。
フードリーは人件費削減のほか、新型コロナウイルスの流行により労働力不足に悩む食品メーカーの声を受けて開発された。また、従業員との間にフードリーを配置することで、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の保持にも一役買っているという。