「3ヶ国をまたぐ殺人事件」 フランスで黒崎愛海さん殺害容疑のチリ人男性の裁判が開始

29日、フランスでチリ人男性のニコラス・セペダ容疑者の裁判が始まった。同容疑者は2016年に元交際相手だった日本の黒崎愛海さんを殺害した容疑で起訴されていた。事件が日本とチリ、フランスの3ヶ国に関わっていることから、形式的な手続きが障害となり、真相解明に遅れが生じていた。
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黒崎愛海(なるみ)さん(当時21)は、筑波大学からフランス東部のブザンソン市に留学していたが、2016年12月から行方が分からなくなった。
黒崎愛海さん
当時、交際相手だったチリ人のニコラス・セペダ容疑者が容疑者として浮上し、2021年7月に帰国していたチリからフランスに移送され、捜査が進められていた。
報道によれば、同容疑者は、愛海さんはまだ生きていると思うなどと述べるなど、事件への関与を否定しているという。
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