ニュージーランドのぺーニ・ヘナーレ国防相は、ネット上に「流出」した両国間合意にもとづくプロジェクトに関して懸念を表明した。このプロジェクトは、中国の警察隊および軍艦のソロモン諸島への派遣を承認したもので、昨年の反政府抗議行動の際に中華街で暴動が発生したことから検討されていた。
「私たちは、彼ら(中国人)が、たとえば、太平洋地域で軍関係者を増員したことを知っていますし、彼らがさまざまな方法やさまざまな形態、形でソロモン諸島にさらなる援助を行うことを提案したことも知っています。しかし、この合意に対し、ニュージーランドとオーストラリアは深刻な懸念を抱いています」
同国防相は、言い換えるならば、ソロモン諸島に中国の軍事基地が設置されることを危惧しているのだと語った。
オーストラリアと防衛産業への投資
オーストラリアと防衛産業への投資 この間、オーストラリア政府は、軍備に巨額を投じている。ロシアと中国が懸念する米英との パートナーシップ「AUKUS」の一環で、オーストラリアは自国の原子力潜水艦を建造するため の技術指導を受けることを期待している。