マリウポリ市は2014年4月、ウクライナからの独立を宣言したドネツク人民共和国の管理下に置かれた。マリウポリの人口は同年時点で約45万人で、同共和国内ではドネツクに次いで2番目に大きな都市だった。同年6月、ウクライナの治安部隊がマリウポリに対する管理を取り戻し、その東部郊外はウクライナで最も激しい紛争地の1つとなった。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は25日、ギリシャ及びトルコと共同でマリウポリ市民を退避させる「人道作戦」を実施すると表明した。