中国、初の国産ハイブリッドロケット打ち上げ

中国は29日、初の国産固形・液体燃料ロケット長征6号(CZ-6A)を打ち上げ、成功した。長征6号は現地時間17時50分(日本時間18時50分)に中国北部の太原衛星発射センターから打ち上げられた。長征シリーズ通算412回目の打ち上げとなった。中国航天科技集団有限公司(CASC)が発表した。
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CZ-6Aは、Pujiang-2とTiankun-2の衛星2基を軌道に投入した。
CZ-6Aは全長50メートルに達し、環境に優しい燃料(灯油と液体酸素の混合物)が使用されている。上海航天技術研究院がCASCと協力して開発した。CZ-6Aは4つの固体燃料ブースターを備えており、最大4トンのペイロード(搭載物)を太陽同期軌道に投入する能力を持っている。
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NASA オーロラ内への2機のロケット打ち上げを予定
中国は2021年、ロケットの打ち上げを55回実施し、同国における過去最多の年間打ち上げ数を記録した。CASCによると、中国はロケットの年間打ち上げ数で米国を抜いて世界1位となった。
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