研究チームは、必要な場所でDNAを切断し、断片を移入または削除できる遺伝子改変技術CRISPR / Cas9を用いて、猫のゲノムからFeld1タンパク質をコードするCH1遺伝子とCH2遺伝子を削除した。これにより、タンパク質の産生が停止した。なお、他のタンパク質の発現への影響は見られなかったという。
一方、猫の体内のFeld1タンパク質の必要性はまだ不明であるため、これが猫にとって危険であるかどうかを先ず明かにしなければならない。また、猫アレルギーを引き起こさないようにするためにはFel d1の産生をどの程度減らす必要があるかも、はっきりしていないという。
関係ニュース