IT・科学

妊婦の消毒液使用 子どもの喘息や湿疹発症につながる恐れがある=研究

2020年初頭から新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以来、スーパーや職場、レストランに入る度に消毒液を手にすり込んでいる。消毒することは感染対策において必要な措置だが、それが問題になることはないのだろうか?日本の研究者らは今回、妊婦の消毒液の使用は、生まれてくる子どものアレルギー性疾患の発症リスク増加に関連するかどうかを調査した。この研究をまとめた論文は、学術誌「Occupational & Environmental Medicine」に掲載されている。
この記事をSputnikで読む
この研究を行ったのは、山梨大学大学院総合研究部医学域の山縣然太朗教授が率いる研究チーム
研究者らは今回、日本の子どもの健康と環境を調査するプロジェクトに参加した7万8915組の母子のデータを分析した。その結果、妊婦が消毒液を週に1〜6回使用する場合、生まれてくる子どもの喘息の発症リスクは16%、湿疹の発症リスクが18%高くなることが分かった。
IT・科学
低アレルギー性猫をつくることに近づく 米国の研究チーム
また、毎日消毒液を使用する妊婦の場合、生まれてくる子どもが喘息を発症するリスクは26%、湿疹の発症リスクは29%上昇することが分かった。その一方で、消毒液の使用と食物アレルギーとの間に関係性は認められなかった。
この結果を受けて研究者らは、妊婦が消毒液を使用することは、子どもの喘息や湿疹発症において危険因子になる可能性があると指摘している。研究者らは、消毒液の使用は感染予防において有効な手段であるため、今後はこの研究の再現性とメカニズムについて研究を行う必要があると述べている。
関連ニュース
中国・上海で大規模ロックダウン
韓国人の約90%が新型コロナの後遺症に直面=韓国保健福祉部
コメント