スリランカで大規模な抗議活動、非常事態宣言発令 多数の負傷者も

スリランカのゴーターバヤ・ラージャパクサ大統領は抗議活動の高まりを背景に国内で非常事態を発動した。アダデラナ通信が報じた。
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報道によると、非常事態体制は現地時間で1日から発動したという。スリランカでは抗議活動の取り締まりにより、37人が負傷した。その中にはジャーナリストや警察も含まれている。
抗議活動は首都コロンボで行われており、市民は経済的状況に不満を訴えている。抗議活動の参加者らは大統領官邸付近に集まり、退陣を要求していた。
集会を散会させるために警察は催涙ガスを使用した一方、参加者らは大統領官邸に通じる道路を封鎖していたバスに火をつけるなどした。
スリランカは1948年の独立獲得以降、最悪の経済危機に直面している。観光業が壊滅的な状況で外貨が得られないことから、国内では十分な燃料を確保できずにいる。
国内では食品や生活必需品、燃料、ガスなどが不足する状況になっており、多くの地域で1日あたり13時間も停電が続く状況となっている。
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