リさんが清掃する団地で新型コロナウイルスの感染者が確認されたことから、その団地は隔離されることになった。その結果、リさんは3月17日から21日まで、団地の公衆トイレで寝泊まりしなければならなくなった。
リさんは、トイレを使えるように管理するため、トイレに寝泊まりすることにしたのだ。リさんは、「医療関係者やボランティアなど、多くの人がこのトイレを使わなければならなかったのです」と語っている。
リさんは、「最初の晩は寒くて眠れませんでした。変な気分でした。でも誰かがここに泊まりこまなければいけないことに気がついたのです」と語っている。
リさんは、朝5時から30分おきにトイレを消毒した。同僚や地元住民がリさんに食べ物や衣服などを支援し、毛布や防護服も持ってきてくれたという。
上海でリさんは、その献身的な行動をたたえて英雄とよばれるようになったという。
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