米サンフランシスコ在住のナターシャ・ガンダーさん(25)は、少なくとも年に1回は副鼻腔炎に悩まされていた。しかしガンダーさんは格闘技の子ども向けクラスのインストラクターとして働いているため、子どもたちから定期的に感染していたという。
しかし2021年、ガンダーさんは副鼻腔炎に5、6回感染した。11月末に抗生物質を処方してもらったにもかかわらず回復せず、それどころか病状は悪化して激しい頭痛と嘔吐になやまされ、最終的には病院に搬送されてしまった。
ガンダーさんが精密検査を受けたところ、右側の頭蓋骨のすぐ下に腫瘤があり、それが脳を圧迫していることが分かった。副鼻腔から頭蓋骨と脳の間にかけて感染し、膿の塊が形成されていたのだ。この膿の塊を取り除くため、ガンダーさんは頭蓋骨に14cmの穴を開ける手術を受けた。医師によると、ガンダーさんは手術を受けなければ1週間以内に亡くなっていたという。
ガンダーさんの頭の形は、手術で頭蓋骨を取ったことから以前とは異なっている。しかし彼女は、ありのままの自分の姿を陽気かつユーモラスにtiktokに投稿している。
ガンダーさんは1ヶ月後に頭蓋骨の修復するための手術を受ける予定。ガンダーさんは「鼻づまり、副鼻腔や額を重苦しく感じたり、頭を傾けたときの痛みなどの症状が治まらない場合は、必ず専門医の診察を受けるべき」と語っている。
関連ニュース