IT・科学

大都市で育った人は空間認識力が低い=研究結果

郊外で育った人は、密集した規則正しい建築物のある環境で育った人よりも、地域を認識する能力が高い。研究報告がネイチャー誌に掲載された。
この記事をSputnikで読む
研究者たちは以前、生活上の経験が脳の機能と構造に影響を与えると考えていた。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者は、リヨン大学と共同で、ビデオゲーム『Sea Hero Quest』の認知タスクを使用して、38カ国39万7162人の空間ナビゲーション能力を調査した。
参加者は、スタート地点といくつかのチェックポイントが記されたゲームマップに配置され、決められた順序でそのポイントを見つけなければならない。
IT・科学
イーロン・マスク氏 人類の存在を脅かす3つの問題について語る
主任研究員のヒューゴ・スピアーズ氏は、次のように述べている。
「ナビゲーション能力を身につけるには郊外で育つと良いことがわかった」
シカゴやニューヨークといった碁盤の目ような規則正しい構造を持つ都市で育った人は、簡単なゲームレベルのオリエンテーリングに長けていることが明らかになった。一方でイスタンブールやプラハといった歴史的中心地のような乱雑な都市や農村部で育った人は、難しい環境下でのナビゲートに優れていた。
しかし、もっとも良い結果を示したのは郊外で育った人だった。
Google 地球に優しいルートの提案をスタート
日本のスタートアップ企業 仮想空間で痛みを感じるデバイスを開発
コメント