ウクライナでの露特別軍事作戦

ロシア国防省、3日はマリウポリでの外国人避難を支援 トルコ大統領の要請に従い

トルコのタイイップ・エルドアン大統領からロシアのウラジミール・プーチン大統領への要請に従い、ウクライナ・マリウポリで民族主義大隊の過激派の人質となった外国人の避難支援を行うとの決定がなされた。3日、ロシア連邦国防管理センター所長およびウクライナ人道問題に関するロシア連邦省庁間調整対策本部のミハイル・ミジンツェフ部長が明らかにした。
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ミジンツェフ氏は、「トルコのエルドアン大統領からプーチン大統領への要請に従い、マリウポリの特定の地域で、残りの民族主義大隊の過激派により人質となっている外国人市民の避難に全面的な支援を行うことが決定された」と伝えた。
ミジンツェフ氏は、人道支援活動のために、ロシア軍が4月3日の0時(モスクワ時間)より、マリウポリから西側のベルジャンスクまでの人道回廊を開き、ルート上における厳格な「静寂体制」の遵守を保証すると説明した。
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外国人市民は、ベルジャンスクからクリミア半島またはウクライナ政府支配下の領土へ向かって、陸上や海上などあらゆる人道的ルートに沿って避難することが可能となる。また、ロシアはベルジャンスク港において、避難用船舶の出入りを保障する構え。
ミジンツェフ氏は「マリウポリからの人道輸送団の通行において、避難中の厳格な『静寂体制』の遵守、出港時および経路全体における船舶砲撃の脅威の排除といったウクライナ政府の全面的な支援がなければ、人道作戦の実施は不可能だ」と強調した。
ミジンツェフ氏によると、ロシア側はウクライナ政府に対し、避難実施の準備について、ウクライナ人道問題に関するロシア連邦省庁間調整対策本部、トルコ側、赤十字国際委員会(ICRC)そして国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に書面での通知を義務付けている。
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