英国の家庭の中には、電気料金の支払いか食料の購入をするかの選択を迫られるケースがあるという。これは慈善団体の責任者が同紙に明らかにしたもので、電気料金の支払いと食料の購入を同時に行うことができないとフルタイムで働く人々からの支援要請がかつてないほど増えている。
同紙によると、新型コロナウイルスのパンデミック以来借金を抱えている大学生や大学の卒業生が電気料金の高騰により、チャリティーに頻繁に頼らざるを得ないケースも増えている。
フードバンクを中心とする慈善団体の代表者は、同紙のインタビューで、政府は国民に電気料金の支払いについて、以前発表した一世帯あたり200ポンド(約3万2600円)の割引(5年以内に返済)以外の追加支援をしていないと強く批判している。また代表者は、インフレ率に応じた給付金の引き上げを行なっていない点も非難している。4月の給付額は3.1%の増加にとどまっているが、インフレ率は8%を超えると予想されている。
スプートニクは以前、専門家が小麦不足によりアフリカと中東で暴動が発生すると予想していると報じた。
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