今回の試験飛行には、ロールス・ロイスのエンジン「トレント900」1基が使用されたが、このエンジンはトタルエナジーズが提供した。
食用油での飛行実験は、トゥールーズ―ニース間で行われ、離着陸時のSAF(持続可能な航空燃料)使用状況のモニターを行ったとCNNは伝えている。
CNNによれば、エアバスは「SAF使用を増やすことは、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするという業界の野望を達成するための重要な道筋であることに変わりない」としている。エアバスは、SAFを使用することで、目標を達成するために必要な炭素削減量の53〜71%が得られると主張している。
またCNNは、エアバスは2035年までに世界初のゼロエミッション航空機を市場に投入する計画だと報じている。
西側の航空会社が利用する空間が閉鎖され、ロシア領の迂回が求められることになった航空機は、より多くの燃料を消費することになり、一層、温室効果ガスを排出することになるというニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。