ポリャンスキー国連次席大使はウクライナを巡る状況でロシアが核兵器を使用する可能性を否定した。軍縮委員会でポリャンスキー氏はロシアが核兵器を使用する条件として、核保有国がロシアに対して核兵器、または大量破壊兵器を使用する場合に加え、通常兵器の使用により国家存続に脅威をもたらす場合を指摘した。
国連次席大使によると、ウクライナで発生しているシナリオは核兵器を使用する要件には該当しないという。さらにロシアは核戦争に勝者はいないという原則を固持しており、核戦争は勃発してはならないと表明した。
また、ロシアによる核兵器の使用に関する西側諸国の発言は合理的根拠を欠いていると指摘したほか、米国が非核保有国に展開してる核兵器を自国に回収するよう要求した。
加えて米・英・豪によるAUKUSの軍事同盟は新たな軍拡競争の引き金になるとして、この動きを牽制した。
関連ニュース