ネベンジャ氏は「ブチャで起こったことについての真実は、非常に近いうちに明らかになると考えている」と述べ、この扇動の目的は恫喝の可能性があると述べた。
ネベンジャ氏によると、ブチャを視察したウクライナのゼレンスキー大統領は、この出来事があらゆる非文明的な行為を正当化することを示唆したという。
「これにより、彼はウクライナ政権がジェノサイドを戦争遂行の方法として見做していることを事実上、確認した。今や民族主義者には罪のないウクライナ人を虐殺し、彼らを裏切り者として処刑する口実がある。我われは世界がこれに気を払うことを望んでいる。この恐ろしい浄化が現実にならないよう、国連安全保障理事会に呼びかける」
ネベンジャ氏は、ブチャで起こった出来事の調査に同氏がどのように関係しているのかについて質問を受け「問題は、所謂『独立した』調査を誰が行うのかということだ」と述べ、「政治的な理由や偏見などのために、まったく独立していない『独立した』調査を我われはたくさん見てきた」と指摘した。
ロシア国防省は3日、ウクライナ・キエフ州ブチャにおける民間人殺害について、ウクライナ側による非難を否定した。ロシア国防省では、ロシア軍は3月30日に完全にブチャから撤退しており、「犯罪を証明するもの」は、ウクライナ安全保障当局職員が同市に到着してから4日後になってようやく表に出たとしている。ロシア国防省はまた、3月31日のブチャ市のフェドルク市長がビデオメッセージの中で市内にロシア兵はいないと発言したこと、さらに市街における一般市民に対する銃撃について何の言及もなかったことを強調している。
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