スリランカ 医薬品不足で非常事態を宣言

スリランカ国立医療従事者協会の中央委員会は、同国が深刻な医薬品不足に陥ったとして保健分野で非常事態を宣言した。同協会幹事のシェナル・フェルナンド博士が明らかにした。
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同博士を引用しデイリー・ミラー紙は、「政府は国民と保健セクターに真実を伝えるべきだった。保健相は、常に検討を求め、そのことを伝えていたが、誰一人考慮しなかった。現在、保健省は、主要な医薬品に大きな問題があると述べている。そのため、医師らは通常必要とされる治療の一部を省略するよう命じられている」と報じている
フェルナンド博士は、患者の命を守るために緊急事態を宣言することを決定したと強調した。同博士によれば、国立医療従事者協会は、チャンナ・ジャヤスマナ医薬品生産・供給・規制担当国務大臣との会談で、政府による管理の不備と今日の経済危機から、スリランカは深刻な医薬品不足に陥ることになると主張したとされる。
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この間、スリランカのゴーターバヤ・ラージャパクサ大統領は抗議活動の高まりを背景に国内で非常事態を発動した
スリランカは1948年の独立以来、最悪の経済危機を迎えている。この危機は、新型コロナのパンデミックから旅行者の受け入れが規制されたことによる外貨不足に起因しており、その結果、同国は十分な燃料を購入することができずにいる。
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