ウクライナでの露特別軍事作戦

集団的西側社会は目、耳を覆い、何にも耳を貸そうとしない 露大統領府報道官

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ公式報道官はブチャの虐殺の煽動について、集団的な西側世界はブラインダーで目や耳を覆い、何にも耳を貸そうとしてはいないものの、ロシアは自国の立場を前に出していく構えであることを明らかにした。
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「データはもうそろった。だが、集団的な西側世界はブラインダーで目、耳を覆ってしまった感がある。そして何も聞きたいとは思っていない。残念なことにこれが現実だ。我々はいかなることがあろうと、自分たちの論拠を積極的に前に出していくつもりだ」ペスコフ報道官は記者団を前にこう語った。
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これに先立ち、ウクライナ政権とマスメディアは、キーウ州ブチャの町で撮影されたとされる、道路に死体が横たわる映像を流した。ところがネットユーザーからは、遺体付近の地面に血痕がない、死者の中には袖に白い腕章をしている者が混じっているという指摘のほか、「死者」が腕を動かしている、カメラマンの車のバックミラーに映ったある「死者」が車が通過する際に自分で体位を変えているように見えるという指摘が多数挙げられ、ウクライナ治安維持部隊や国土防衛隊による殺害の疑いがあるとして、ウクライナのロシアに対する非難の信憑性に疑問が呈されている。
ロシア国防省は、ブチャでロシア軍が犯した「犯罪」を証明するとしてウクライナが公開した写真とビデオはすべて「挑発の常套手段」だと指摘し、ロシア軍の全部隊はトルコで宇露交渉が実施された翌日の3月30日の時点ですでにブチャから撤退している事実を明らかにしている。
ペスコフ報道官は4月4日、ロシアはブーチャでの虐殺に関与したという非難を完全に否定し、世界の首脳らに対して、ロシアに濡れ衣を着せる非難に走らず、ロシアの示す論拠に耳を傾けるよう求めるとする声明を表した。ペスコフ報道官は、ブチャでの虐殺煽動について、ロシア人外交官らは国連安保理の議題として取り上げるよう働きかけていくことを明らかにしている。
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