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宇宙飛行士 宇宙からISSと通信ができるかどうか検証

ロシアの宇宙飛行士オレッグ・ノヴィツキー氏とピョートル・ドゥブロフ氏は、船外活動中に無線システムが機能しなくなった場合でも、宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)と通信ができるかどうかのテストを行った。
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3月30日、ドゥブロフ氏とロシアのアントン・シュカプレロフ宇宙飛行士、米国のマーク・ヴァンデ・ヘイ宇宙飛行士がISSから地球に帰還した。ドゥブロフ氏は記者会見で、ISSから離れたときに無線システムが途絶えた時に実行する特別な手順がないことから、船外活動中にノヴィツキー氏とともにISSに残った宇宙飛行士と連絡を取る方法を実際にテストしてみたと明らかにした。
運用終了後の国際宇宙ステーションは太平洋に投下の可能性 
ドゥブロフ氏とノヴィツキー氏は、米国の宇宙飛行士らと事前に打ち合わせした上で船外活動を開始し、ISSのロシアと米国のセグメントをつなぐドッキングアダプターをモールス信号でノックした。米国の宇宙飛行士らはそのノック音を聞き、宇宙空間から送られてくるモールス信号をたやすく解読した。
これよりも前、スプートニクは、米航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁は、ロシア国営宇宙企業「ロスコスモス」に対する制裁は解除しないとほのめかしているが、制裁はISSに関連する業務には影響を与えることはないと報じた。
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